金融庁によるレバレッジ規制が行われ、多くのFX業者は今後低レバレッジで別のサービスを打ち出すことになるか、FX業務を完全に止めて廃業する決断を迫られています。特に誠意のない業者は見捨てられるかもしれません。
ではトレイダーズ証券はどうなのでしょうか?
トレイダーズ証券の信託保全や人気、評判、サービス状況などから今度撤退してしまうのか、それともこのまま生き残れるのかを分析しました。
トレイダーズ証券は古くからFX業界にいる業者ですが、サービスの開始・停止が頻繁に起こり安定していない業者です。今年も散々混乱したあげくに、やっと新サービスを始めました。
金融先物取引業者の登録
・・・ 関東財務局長(金商)第123号に登録済
信託保全の状況
・・・ 三菱UFJ信託銀行で全額信託保全
自己資本規制比率
・・・ 200%台と低迷
株主や親会社
・・・ ヘラクレス上場のトレイダーズホールディングス(8704)
業者の人気度
・・・ 口座数は数万に達し、けっこう顧客がいる
業者の評判や口コミ
・・・ 評判はとても多いが、サービス強制終了で非難轟々
業者の決算発表
・・・ グループであるトレイダーズHD、16億1100万赤字
高レバレッジ規制の影響
・・・ 高レバレッジ・低スプレッドなので影響大!
以上のことからトレイダーズ証券の廃業・倒産を考えてみましょう。
安全性チェックポイントにおいてはきちんと信託保全されていますし、ヘラクレス上場のトレイダーズホールディングスが親会社なので、それなりに信用もあります。自己資本規制比率の低さが気になりますが、顧客も多く安全性に関してはそれほど問題はありません。
しかしトレイダーズ証券はそれ以外に困ったところがあるのです。
それは度々変わるサービス改変とその時の顧客への対応です。なんとトレイダーズ証券は以前行っていた 「ネットフォレックス」 と 「NFXプロ」 というFXサービスを2009年に勝手に終了したのです。しかもその際に、そこで取引していた顧客のポジションを強制決済するという始末です。もちろん顧客は反対しましたが、顧客の都合など関係なしに強制決済です。
ちなみに新サービスに移行する際にポジションの移管は可能です。現に楽天証券が新サービスにするときも、FROMEAST証券が廃業するときも移管してくれているので、やろうと思えばできるのです。でもやらないのがトレイダーズ証券。
大手質問サイトのYahoo!知恵袋でもトレイダーズ証券の勝手なサービス停止に非常に困っている人の声が上げられています。FX業者としての対応は最低なのです。
Yahoo!知恵袋:トレダーズ証券のFX ネットフォレックスを使っていたのですが、新取引のシステムに移行のため、8月末で強制決済の連絡があり、その後、スプレッドが従来より大きくなり(USD/JPA 0.03⇒0.20)ました。*スプレッドが6倍以上になった。証券会社の都合で変更するのに、スプレッド大きくする、こんな悪徳なやりかたは許されるのでしょうか。
Yahoo!知恵袋:トレイダーズ証券でサブプライムが発覚する少し前からfx取引をしていたのですが・・・。とりあえず、決済さえしなければ、損失にはならないからと、2年近くナンピン状態で、このまま少しでも回復したら・・・と思っていたら、1通のメールが届きました。「取り扱い終了」・・・と。読んでみたら、8月の末に、まだポジションがある場合はその時点で、その会社のレートで決済される。という事でした。もう、ショックで、ショックで・・・。何がなんだか頭の中が真っ白になってしまい、思考回路がとまってしまいました。
また、問題のレバレッジ規制による影響ですが
トレイダーズ証券の新サービスのウリは、EMCOMシステムを使った高レバレッジ・低スプレッドの取引条件です。よってレバレッジ規制が行われれば大打撃を受け、全く魅力はなくなってしまうでしょう。
トレイダーズ証券のこれから存続するのかの判断としては業者としての安全性はあっても、誠意のある業者ではなく、新サービスはレバレッジ規制の影響をモロに受けるので、廃業や倒産はせずとも ”また” サービスを強制終了して顧客に迷惑をかけることになる可能性が高いでしょう。
ちなみにこの業者も、新規口座開設者にはキャンペーンで5,000円程度のキャッシュバックを行っていますので、それだけ利用したらもう使わないようにしましょう。